2023年2月15日水曜日

Lubuntuで日本語入力を行う為の設定(トラブルシューティング)

ちょっとPCのSSDがぶっ飛んだのをきっかけでUSBメモリにLubuntuを入れて起動させたものの色々問題が起きていた一つがこの日本語の問題。

 

色々なサイトで解決方法として下記の事を書いているんだけど書いてある内容だけで完全な解決にならなかったので一応メモを書いておく。


他のページに書かれている内容

localeを日本語にしていてもfcitx + mozcが最初から入っていない問題の解決

$ sudo apt install fcitx-mozc

 

日本語フォントが入っていない問題の解決
$ sudo apt install fonts-ipafont fonts-ipaexfont fonts-takao fonts-vlgothic

 

そもそも日本語の環境が出来ていない場合の解決 
$ sudo apt install language-pack-ja
 
大抵はこれをやってサービスの再起動かログオフログインすれば使えるとか書いているが少なくとも手元の環境ではもう1ステップ必要だった。Lubuntu使うの初めてで設定やUI分かっていなかったのでまぁあえて書く話ではないのかもしれないが

追加でやる必要があるかもしれない内容 

右下にキーボードのアイコンがあるので右クリックをしてConfigureを選択 
 
 
おそらくはControl+Spaceや半角キーで日本語を入力できない場合はこのように日本語のキーボードが一つしかない状態のはず。 
 
 

なので左下の+ボタンを押して手作業で追加をしてやる必要がある

ここでポイントはLocaleの設定次第ではリストにmozcが出てこないので"Only show Current Language"を必要に応じて外してMozcを探すこと。個人的に日本語LocaleでLinuxを使うとコンソールとかから突くときに色々問題が起きたりして好きじゃないので英語でインストールをしたのでここでハマったのかなと思います。

 

最終的にこういう風になればok。これでCtl+Spaceでこの2つの切り替えが行われる様になるはず


以上でおそらくは日本語が入力できるようになったはず。

 

さて、次は音がスピーカーから鳴らない(でも何故かイヤホン端子からは鳴る)問題かな

2018年8月4日土曜日

SpresenseでHello world

 

はじめに


SONY Spresenseという変態(誉め言葉)ボードが出たので思わず目的もなくポチってしまったのでメモを残していこうと思います。



とりあえずArduino的に使うのは全く興味ないので「とりあえず」はNuttXをいじろうと思います。基本的には公式ページ

https://developer.sony.com/ja/develop/spresense/developer-tools/get-started-using-nuttx/set-up-the-nuttx-environment#HOW_TO_BUILD_CONFIGURATION_JA

に情報があるのでそれ通りにやればよいという話ですが何点か補足を兼ねて書いておこうと思います。まず用意した環境はコンナカンジ。

  • PC (Win10) 母艦
  • Virtualbox
  • Ubuntu 16.04 LTS ServerのVM (Virtualbox用)
  • Spressense(メインボード+拡張ボード)
  • USBケーブル (マイクロ)

これで全てデス。UbuntuはGUIいらないのでServerを最小限の構成でインストールしています。またインストール後は母艦からputtyでVMにつないでいます。

ソースを取得するための前準備


まず最初にgithubにアクセスする為にユーザー登録及びssh keyの登録が必要になるようです。

https://qiita.com/yysskk/items/974c9c55d66a26515651

あたりを参考にすると良さそうです。書く順番が逆になってしまっていますが、こちらはVMへの登録が必要なのでVMの設定が先なので注意

開発環境用のVM(Virtual Machine)

 

バージョン

 開発環境のOSとしてUbuntu 64bitが奨励されているようです。Ubuntuは長期メンテされる偶数のバージョンを使う感じでよいと思いますが2018/08/04時点での最新は18.04 LTSになります。最初こちらでやろうと思ったのですが、標準で色々必要なパッケージが無かったりして面倒くさそうだったのでとりあえず16.04 LTSにしました。ある程度余裕が出来てきたら再度環境を見直してみます。

追加で必要なパッケージ

それからServerの場合作業を行う前に事前に二つのパッケージのインストールが必要になります。

$ sudo apt-get install openssh-server

こちらは母艦からつなぐために必要です。Virtualboxのコンソールからいじる場合は不要ですがファイルの転送とかにも使えるのであっても良いと思われます。

$ sudo apt-get install build-essential

make等のコマンドが足りないのでこれを入れておく必要があります。

ネットワーク関連

また、母艦との通信を行うために下記の設定をしています。よくブログでホストオンリーアダプターを設定せいという記述がありますが外との通信もしたいのでブリッジを選んでいます。



USB

あとVMでUSBにアクセスさせる為に下記の設定をしています。とりあえずターゲットをPCとUSBで接続し、右サイドの+付きのアイコンをクリックするとUSBシリアルブリッジのCP2102Nが見えると思うので、それを選択してUSBデバイスフィルターに追加します。



最後にUbuntu側からシリアルポート(USB)へアクセスする場合「/dev/ttyUSB0」(末尾の数字はぶら下がっているデバイスの数にもよります)へのアクセスをしますがこちらは基本的には管理者権限がいるので

$ sudo ./tools/flash.sh -l /home/dev/spresense/firmware/spresense -c /dev/ttyUSB0
$ sudo ./tools/flash.sh -c /dev/ttyUSB0 nuttx.spk
$ minicom -D /dev/ttyUSB0 -b 115200 -s

のような形でsudoを使う必要があるので注意です。これへの対策はオフィシャルのドキュメントの「1.1.2. USB接続の設定」に書かれている物が該当するはずです。

最後に


とりあえずここまでを終えると準備完了です。あとは手順通りにやれば下記の様にHello worldが動くはずです。手順は使用するバージョンまで固定しているのでハマりポイントは少ないのではないかと思います。


とりあえず最低限の環境は出来たので、ここから色々弄ってみたいと思います。

2016年4月2日土曜日

VolumioにNASを登録する

VolumioにNAS(samba)が登録出来ないなんて事が起きた

> + show advance options を開く.
> Mount flags の欄に,",sec=ntlm" を追加.
> これは mount.cifs のデフォルトのはずなのだが,なぜか明示的に指定しないと接続できない.

これが原因でした。下記の場所に書いてあった通りだけど一応メモ。

http://yjo-blog.blogspot.jp/2015/02/volumio-15-apt-get-upgrade-nas-mount.html

2014年9月29日月曜日

MicroServer N54LにESXiを入れる

NTT-Xのセールで数台購入していたMicroServer N54LにESXiを入れてみる。

とりあえずメモリ4GB/HDD500GBの無印構成のままいきます。

この機種はデフォルトは光学ドライブが無い&何かレールが要りそうな雰囲気だったのでインストーラの起動にはTrancesendの8GBのUSBメモリを使用。起動メモリの作成にはいろんなサイトに書かれているのと同様にUNetbootinを使用します。

まず、ここでハマりポイント1。2014/09/29現在フリーのESXiは5.5Update2が最新ですが、このバージョンを使用するとインストーラのブートの途中で止まってしまいました。原因は良く分かりませんがハードのチェックに引っかかってしまっている?誰か原因知っていたら教えて下さい。

と、そんなわけで5.5Update1を使用します。こちらは普通に起動できますが上記のツールを使用すると何やら上書きするかというメッセージが出るのでYesを押して上書きをしてください。(しないとこれまた起動に失敗するメモリが出来上がると思います。Update2では少なくともそうだった。)

これで作成したメモリを本体にさして起動をかけます。今回はそのUSBメモリをそのまま起動ディスクとして使う構成にしようと思うので蓋を開いてマザーにザクッとさしてそこから起動します。
起動そのものは出荷時の状態ではBIOS設定等をいじる必要も無く勝手にUSBメモリから起動すると思うのですが、ここでハマりポイント2。標準構成の4GBのままの場合はインストールプロセスの終盤でメモリサイズのチェックにひっかかるのでちょっとしたパッチを充てる必要があります。

インストーラを起動後、「Welcome to the VMware ESXi 5.5.0 Installation」と出てきたところで、
おもむろにALT+F1を押す。コンソールに落ちるのでID:root / PW:なし でログイン。

# cd /usr/lib/vmware/weasel/util
# rm upgrade_precheck.pyc
# cp upgrade_precheck.py upgrade_precheck.py.old
# vi upgrader_precheck.py

1105行目

MEM_MIN_SIZE = (4 * 1024) * SIZE_MiB



MEM_MIN_SIZE = (1 * 1024) * SIZE_MiB

に修正して、保存、終了。その後インストーラのプロセスを再起動します。

# ps -c | grep weasel

でプロセスIDを確認し

# kill -9 'PID' ('PID'の部分は上記コマンドで確認したID。例えば"kill -9 35795"みたいな感じ)

上記コマンドをうつと先ほどのWelcome画面にくるので、ライセンスに同意等をしインストール先を聞かれるのでインストーラを起動しているUSBメモリを選択します。

その後

  • キーボードは日本語キーボード(繋いでいるものに合わせて)
  • ルートのパスワードは好きな物を
  • インストールするかを聞かれるので指示に従う

これでインストールが始まります。暫く放置してインストール完了後リブートをすると勝手にUSBメモリから起動して使える状態になります。

その後の設定はクライアントから弄る事になりますが、今回はここまでで。


2014年3月6日木曜日

MessageBoxをプログラムから閉じたい

WPFではまってみたのでメモを(多分WinFormsでもWin32でも通じる話?)


◆やりたい事

MessageBox.Showしている時に割り込み処理をしたい。つまりMessageBoxをユーザー操作無しで閉じたい。


◆はまった背景

まず、普通のWindowをダイアログとして表示している場合はとても簡単。Closeしてやるだけです。が、MessageBox.Showは同期処理になっている上に元々Closeというメソッドも存在しません。

じゃー、どうすんのって話でちょっと考えてみた&調べてみた結果

1.カスタムMessageBoxを実装する

 これが間違いないけど作るのも差し替えるのも面倒くさい(いや、それほどでもないか)

2.MessageBoxのcaptionを使ってFindWindow -> SendMessageでWM_CLOSEする

 Win32なアプローチ・・・.NET的には美しくないけど基本的にこれしか無さそうです


◆さらにズブズブはまる

で、2番のアプローチで検討してみるという事でサクサクっと人様のコードをコピペしてみます。


public class MessageBoxEx
{
    private const int WM_CLOSE = 0x0010;

    [DllImport("user32.dll", SetLastError = true)]
    static extern IntPtr FindWindow(string lpClassName, string lpWindowName);

    [DllImport("user32.dll", EntryPoint = "SendMessage", CharSet = CharSet.Unicode)]
    internal static extern int SendMessage(IntPtr hwnd,
                                           int msg,
                                           IntPtr wParam,
                                           IntPtr lParam);
   
    public static void Close(string caption)
    {
        IntPtr mbWnd = FindWindow(null, caption);
        if (mbWnd != IntPtr.Zero)
        {
            SendMessage(mbWnd, WM_CLOSE, IntPtr.Zero, IntPtr.Zero);
        }
    }
}


こやつ(MessageBoxEx.Close("hoge");)を呼んでみると・・・閉じない!


~~ ここでしばらくハマる ~~


◆結論として

まぁ、結局何が問題だったのかというと今回対象となるアプリはMessageBoxを

・単にメッセージを表示
・YesNoで選択させる

という2つの使い方をしています。この後者が曲者だった様です。

というのもYesNoの二択の場合双方に対して処理が必要となる選択なのでただ閉じるという選択肢はユルサン!って事らしいのです。(良く見てみるとYesNoの時はクローズボタン押せなくなってマス)

OKCancelやYesNoCancelなどCancel(やっぱやーめた)という選択肢を与えてやると上記のWM_CLOSEで閉じられるようになるという話みたいです。

言われてみれば、あーなるほど!って話なんだけど分からないよねぇ・・・。


◆でもやっぱりYesNoのMessageBoxを使いたい!

んー、やっぱCancel入ってくると少し意味合い変わるし、OKCancelも違うし・・・。という訳でどうすべきかという話。

話は簡単。


ならNoを押せば良いじゃない


というわけで、こんなんなりました。


private const int WM_COMMAND = 0x00000111;
private const int ID_NO = 7;

SendMessage(mbWnd, WM_COMMAND, new IntPtr(ID_NO), IntPtr.Zero);


このコード「」呼んであげればどちらでも閉められますな!